随想の細道

日常の感動を感ずるままに綴っています。よろしければ、ご覧ください。

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)幾山河越えさりゆかば寂しさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく 歌集「海の声」 若山牧水 そんなに旅をなさっていたんでしょうか・・・・・。 旅、旅、旅っていう感じですね。 寂しさも乗り越えて、今日も旅なんですねえ・・・・…

気ままに気ままな一人言

核融合発電技術難しいので良くは分からないのですが、現在三つの方式があるようで、日本を含む数多くの国家が開発に参加している「トカマク方式」、米国でレーザー光のエネルギーを超える核融合エネルギーが得られた「レーザー核融合方式」、そして、これら…

気ままに気ままな一人言

人為的な災難(ショートショート)アレ! 変なものを踏んでしまったな。 この辺りには地雷が埋まっているとは聞いていたが、 もしやして! この足を離したとたんに爆発するのでは、 ドカンと! なんで地雷なんか埋めるんだ! 人を殺して、どうしようというん…

気ままに気ままな一人言

人付き合い人と付き合うのも嫌いではなかったのです。 でも、今にして思えば、 それは多分に、見栄を張るだけだったと思われます。 その原因は努力をしなかったから・・・・・。 だから、人に負けたくはなかったけれど、 もうすっかり負けてしまって、 手の…

気ままに気ままな一人言

愛愛とは自分のすべてを与えることだそうです。 自分のすべてとは。 それは、自分が生きている証。 喜びも、悲しみも、お金も・・・・・みんな。 それが男の愛なのだそうです。 それでは、女の愛とは・・・・・。 それは表現が難しいのですが・・・・・。 言…

今日の一首

拙歌を一首満開の知らせの届く日々なれど地元の桜いまだ二分咲き 藤本楠庭

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)白玉の歯にしみとおる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり 歌集「路上」 若山牧水 白玉というのは枕詞でしょうか。よくわかりませんが。 歯にしみとおるような寒い秋の夜、酒は静かに飲んだ方がいいんでしょうね。

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)ひとしきりあはく雪ふり月照りぬ水のほとりの落葉の木立 歌集「路上」 若山牧水 少し小雪が降ったんでしょうけれど、もう月は照っているんですねえ。 水とは、どんな水なんでしょう、川の水、それとも池か湖。 そのほとり…

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)野にたてるけふの霞に枯色の遠山脈は空とまぎらふ 国武史郎 秋の野かと思ったのですが、どうやら早春の野のようです。 一連の歌の題として「早春雑詠」と記してあるそうですから・・・・・。 そこに霞が漂っているんです…

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)うららけき野に人のゐて呼べる声ちかくひびけりこの二階まで 国武史郎 宿に泊まっておられるのでしょうか。 それも春かと思われます。 野に人のいて他を呼べる声が意外と大きく聞こえるんですねえ。 のどかです。

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)春あらし水揉みたてて桜田の門の岸べに白き泡寄る 植松寿樹 この情景がよく分かりません。 春の強風で水が揉みたち、白い泡ができるものでしょうか? 桜田門外の変が有名ですが、おそらくお濠の水ではないかと思われます…

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)地にしけるその花のかげ一つ一つ動くと見ればみな動きたり 石井直三郎 弱い風かと思っていましたが時おり強くも吹くのでしょうか。 花を揺らすほどの風が吹けば、地に映っている影も一つ一つが動くと見るや、みな一斉に動…

気ままに気ままな一人言

拙歌を一首わが町も過疎化の進み気のきいた店の一つがまた消えてゆく 藤本楠庭

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)ただに白く揺らげる花の一つ一つつばらに見れば隈をもちたり 石井直三郎 これも良く分からないのですが、揺らいでいる白木蓮の花に、よく見れば隈がある、というのでしょうが、僕は気が付きませんでしたが・・・・・。

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)直三郎は明治二十三年に岡山県に生まれ、東大国文科を卒業、早くから尾上柴舟に師事して歌を学び、後に歌誌「水甕」を主宰されて、昭和十一年に名古屋でその生涯を閉じられたそうです。 朝つ陽に咲きさかりたる木蓮の揺れ…

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)鳰鳴くや月照りみてる池水の水のおもては立つ波もなし 石井直三郎 鳰の鳴いている池の面には月の明かりが行き届いていて、波もたたないほど静かなんでしょうね。

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)たたへたる水一面の月あかり鳴き立つ鳰のありど知られず 石井直三郎 池の面の隅々にまで月あかりが届いているのでしょうか、でも、鳴いている鳰の姿までは見えないんですねえ。

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)鳰鳴くや月のしたびにたたへたる水は輪となりはてなかりけり 石井直三郎 鳰(にお)とはカイツブリのことらしいのですが、僕はあまり見たことがなくて、たぶん小さめな水鳥でしょう。そしてまた、この歌の情景が良く掴め…

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)心の眼ふかぶかと此の庭にそそぎし相阿弥の力を味はさるる 印東昌綱 相阿弥という人は、この庭を造った、言わば庭師でもあるのでしょうか。 昌綱さんと言い、情操豊かな方々はお互いの芸術に響きあって味わいあうものなん…

今日の一首

拙歌を一首お昼どき裏山よりのうぐいすの今年初なる鳴き声を聞く 藤本楠庭

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)平庭の石をまさごを音もなくぬらせる春の雨のこまかさ 印東昌綱 やはり石庭だと思うのですが、まさご、というのは石庭に敷かれた砂のことでしょうか。 小糠雨が音もなく降っているのでしょうね・・・・・。 なんとも言え…

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)あたへられし其のむきむきにいささかも形くづさず庭石は永遠に ーー龍安寺ーー 印東昌綱 よくは分かりませんが、石庭のことなのではないでしょうか。 その計算されたとでも言いましょうか、石のすえ方が一分の狂いもなく…

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)たまたまあそび相手になりてやれば御用はないのといふ子かなしき 水町京子 いつもは忙しくて相手になってあげられることもあまりない母親が、たまたま手が空いて遊んであげられるときは、子供の方が気を使ってくれている…

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)よい子は一人であそぶとをしへつつひとりあそべるみれば愛しき 水町京子 「よい子は一人で遊ぶのよ」と言い聞かせて、おとなしく一人遊びをしている子を見ていると、なんとなく、ふびんにも思えるのでしょうか・・・・・。…

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)肩たたきかまどこほろぎみに来よとさそひたつる児にわれまけにけり 水町京子 さそひたつる、というのですから執拗にせがむのでしょうね。 肩をたたき「ねえ、見に来てよお」と何度も誘うのでしょうか・・・・・。 お母さ…

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)煙はく汽車とみゆらむ子があそぶ一ひらの紙今は紙にあらず 水町京子 みゆらむ、とは難しい言い方ですが、見ているだろう、ぐらいでいいのでしょうか。 紙で汽車の形をつくっているのでしょうか、それとも一枚の紙のままな…

今日の一首

拙歌を一首冬ざれのわが家のせまき中庭に春の日差しの差し込み始む 藤本楠庭

ひとり言

世界の平和米航空宇宙局(NASA)と米宇宙企業スペースXは、今回予定していた有人宇宙飛行ミッションを技術的な不具合で延期したそうですが、今回のミッションでは、米国、ロシア、アラブ首長国連邦(UAE)の宇宙飛行士四人が国際宇宙ステーション(ISS)に六…

ひとり言

夢の核融合2022年12月5日、米ローレンス・リバモア国立研究所の国立点火施設(NIF)で、凍らせた重水素と三重水素のコショウ粒大の(ペレット)を小さな円筒に入れ、2.05 メガジュールのエネルギーをレーザー照射したところ、ペレットは圧縮されて高温高圧…

ひとり言

地球に落下前の小惑星世界では毎日数百万の流星があり、そのうち10個から50個は隕石として地表や海に到達していると推定されているそうです。 でも、隕石の落下が事前に予測されることはほとんどないんだそうです。 落下前に宇宙空間で観測された例は7件あ…