随想の細道

日常の感動を感ずるままに綴っています。よろしければ、ご覧ください。

2021-01-01から1年間の記事一覧

今日の一首

雨に濡れいちょう並木のもみじ葉の色合じょじょに深まりてゆく

今日の一首

秋晴れの風にさ揺らぐ並木路のいちょうの青葉色づき始む

今日の一首

旗竿を軋ませながら朝風に秋の祭りの幟はためく

今日の一首

もうじきに夜を迎える中庭に少し涼しい秋風の吹く

今日の一首

夕暮れのベランダにつと出てみれば裏山に鳴く秋の虫の音

今日の一首

秋晴れの朝の静かなひと時を犬の吠えたる声の聞こえる

今日の一首

肌寒く窓締めかけて夕闇に裏山よりの虫の音聞こゆ

今日の一首

さわやかな日差しと空気に包まれて道はそろそろ秋の装い

今日の一首

秋めきて並木のいちょうそれぞれの青葉を揺らし涼風わたる

今日の一首

青空の秋の訪れ思わせる爽やかな日の今日も始まる

今日の一首

気が付けばいつの間にやら秋めきて裏山よりの蝉しぐれやむ

今日の一首

ゆくりなく我が家の屋根のすぐそばへ飛びきし小鳥良き声に鳴く

今日の一首

もう秋も近き我が家の直ぐそばにつくつく法師の鳴き声のする

今日の一首

大詰めの高校野球の応援か我が家のそばのつくつく法師

今日の一首

朝詣りしたる我が家のそばへ来て何鳥なのか良き声聞かす

今日の一首

風立ちて夏の日差しに揺れている並木のいちょう影を落として

今日の一首

並木なすいちょうの青葉ゆらしつつ八月の風通りすぎゆく

今日の一首

今日の朝涼しくなりて中庭に差し込む日差しもう秋の気配

今日の一首

今日もまた暑きさなかの朝詣り我が家のそばで蝉一つ鳴く

今日の一首

裏山に蝉ぜみの声湧くさなか我が家にまで来て鳴く蝉のあり

今日の一首

夏らしく暑きさなかを裏山に今日も朝より蝉しぐれ湧く

今日の一首

あじさいの花も終わりて裏山に湧く蝉しぐれ今盛りなり

今日の一首

大木の葉陰に籠もる蝉ぜみの今を盛りの蝉しぐれかも

今日の一首

青空に雲ひとつなくお隣りの壁にあしたの陽の当たりたる

今日の一首

つゆ明けも間近の庭にキラキラと陽を受けている水の流れは

今日の一首

つゆ晴れの日差しを受けて生い茂る空き地の草の草いきれする

今日の一首

並木なすいちょうの青葉ゆくりなく吹きくる風にさ揺らぎ始む

今日の一首

つゆ明けを間近に控え新緑の若葉出揃ういちょうの並木

今日の一首

つゆ明けを間近に控え裏の山清らな声にうぐいすの鳴く

今日の一首

道の辺の花の終わりし梅が枝に小さなつぶら実鈴なりになる