随想の細道

日常の感動を感ずるままに綴っています。よろしければ、ご覧ください。

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)神の命生くる尊さ思いつつ三度三度の飯をつつしむ 木村義次 パーフェクトリバティー教団の教師を長い間勤めてこられていた、今は亡き、木村義次先生のお歌だそうです。 よくは存じ上げませんが、お名前だけは伺っておりま…

今日の一首

拙歌を一首台風の丁度過ぎゆく頃あいに久しぶりなる夕立ちの降る 藤本楠庭

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)わが胸の鼓のひびきたうたらりたうたうたらり酔へば楽しき 吉井 勇 御生活は決して思うようではないのでしょう・・・・・。 厳しく指摘するならば、酒に逃げておられるのではないでしょうか。 それでも酔えば、日ごろの憂…

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)諾(う)とも云ひ否とも云へるまどはしき答を聴きて酒に往きける 吉井 勇 酒なんぞ飲んでる場合ではないんでしょうか・・・・・。 それを、はっきりとは言いづらい家人。 なんだかんだと言って、結局はお酒がお好きなんで…

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)かにかくに祇園は恋し寝(ぬ)るときも枕のしたを水のながるる 吉井 勇 祇園とは、いいところなんですねえ・・・・・。

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)ふた月を試験準備にいそしみし疲れか吾子のにぶきまなざし 若草のなほ軟かきをとめ子を競ひごころの奴隷(やっこ)となしぬ うちひさす都のなかに人多(さは)におのづから子等を相競はしむ 花田比露思 娘さんが入学試験…

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)病やや癒え来(こ)しわれの心和み浅夜のひきは声あはれなる 花田比露思 ご病気が回復に向かっているのでしょう・・・・・。 宵の口を鳴いているヒキガエルの声も好もしく感じられるのでしょうか。

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)恋ほしさに堪えねば故もしらまゆみ春の月夜をひきがへる鳴く 花田比露思 しらまゆみ:(白真弓)センダンの丸木で作った弓。 辞書には、こう出ていました。 枕詞かなと思って調べてみましたが、分かりませんでした。 どな…

今日の一首

拙歌を一首このところ残暑の少し収まりて台風一過の秋晴れの空 藤本楠庭

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)きさらぎの浅宵月夜(あさよひづくよ)くくみ音(ね)にひきがへる鳴く声のかなしさ 花田比露思 二月の宵の口に月が出ている。 家のそばに沼でもあるのでしょうか、カエル独特の声で鳴いているんですね。 物悲しく・・・…

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)庭の木に来居るうぐひす春浅みただひそひそと枝移りつつ 花田比露思 早春の庭の木に来ている鶯は、未だ鳴かず、只せわしげに枝移りしている。

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)天地のこのうるわしさ知るすべをちちのみは吾にさずけ給いぬ 御木徳近 宗教家として、お父様から受け継がれた教祖としての道を全うされた一切でしょうか。

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)天地のこの麗しさけがすべみ言はつつしむひとりいふにも 窪田空穂 歌人でおありになるからでもありましょうが、謹んで暮らしておられるようなお姿は、宗教家とも思わされるものがありますが・・・・・。

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)振り分けの荷物は肩に故郷のおくさ峠は朝越えにけり 大村弘之 振り分けの荷物というのは、時代劇のやくざ者などが肩にかけているのを見るだけですが、そうでない人でも利用しているのでしょうか? また、故郷の峠を朝越え…

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)峰崩し谷を埋(う)むると畚(ふご)かつぎ土運ぶ群(むれ)は女(をむな)ならずや 調子合はせ畚かつぎては土運ぶ媼(おうな)もまじる女百人(をむなももたり) 身ぢからのかぎり盡くして女どち土運ぶ見れば涙ぐましき …

今日の一首

拙歌を一首思い切って化石燃料やめましょうクリーンエネルギーに代えるためには 藤本楠庭

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)海山の清きさかひに宮建てむみ親のねがい今ぞ継がする 窪田空穂 当時のパーフェクトリバティー教団の御木徳近教祖と心ひとつになられて詠まれたものと推察いたします。

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)國古き南河内に横臥せる羽曳野(はびきの)の丘に今日を来て立つ 窪田空穂 空穂先生は当時のパーフェクトリバティー教団の御木徳近教祖とご親交がおありだったので、聖地を訪れてのご感動と思われます。

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)たたかひは上海に起こり居たりけり鳳仙花紅く散りゐたりけり 斎藤茂吉 戦争は上海に起こっている。 庭には鳳仙花の赤い花が散っている。 まるで犠牲者の血のように・・・・・。 ということなのでしょうか・・・・・。 起…

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)ふゆ原に絵をかく男ひとり来て動くけむりをかきはじめたり 斎藤茂吉 冬の野原で焚き火でもして暖を取っている人たちがいるのでしょうか。 そこへ、アマチュアの絵描きでもやって来て絵を描き始めた、ということなのでしょ…

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)めん鶏ら砂あび居たれひっそりと剃刀研人(かみそりとぎ)は過ぎ行きにけり 斎藤茂吉 めん鶏たちは庭にいて、おそらくカミソリ研ぎは塀の外に居るのではないかと思われるのですが、めん鶏たちの砂あびの、なんら邪魔にな…

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)のど赤き玄鳥(つばくらめ)ふたつ屋梁にゐて足乳根の母は死にたまふなり 斎藤茂吉 のどの赤いツバメが二羽、ということはツガイでしょうか。 屋根の梁で子作り子育てをしているんでしょう。 お母様が亡くなられて、ひと…

今日の一首

拙歌を一首肉食を穀物主食にするだけで二酸化炭素を減らせるらしい 藤本楠庭

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)我が母よ死にたまいゆく我が母よ我を生(う)まし乳足(ちた)らひし母よ 斎藤茂吉 胸にこみあげてくるものがあって、涙を誘いますね・・・・・。

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)死に近き母に添寝のしんしんと遠田のかはず天(てん)に聞こゆる 斎藤茂吉 残念ながら、ご寿命なんでしょうか・・・・・。 遠くの田んぼで鳴いている、蛙たちの声。 それが天にも聞こえるような、あるいは、天から聞こえ…

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)草の実はこぼれんとして居たりけりわが足元の日の光かも 斎藤茂吉 草の実が今にもこぼれそうなんですね。 それが足元で日の光を受けているんでしょうか・・・・・。 こんな足元にも、今にもこぼれ落ちそうな草の実が、日…

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)赤茄子の腐れてゐたるところより幾程もなき歩みなりけり 斎藤茂吉 赤茄子の収穫は、真夏を避けて春から初夏にかけてと秋に行われるそうですが、ひょっとしたら、春に収穫されなかったままに残っている茄子が、真夏の照り…

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)草も日もひとつ寂しさのこの野はらに生きたる人もまじらんとする 片山広子 野原の草も、差している日の光も、自分以外には誰一人いない寂しさでしょうか・・・・・。 そこに、少なくとも自分一人は溶け込もうとしている・…

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)雨とほくすぎ日のすきとほる草丘はいちめんにほそきすすきの穂ばかり 片山広子 雨はやんでしまって、草の丘には清々しい秋の日の光が差してきている。 そこらじゅう一面には、穂の出た薄ばかりだ・・・・・。

今日の一首

拙歌を一首台風のモンスター化の原因は海水温の上昇だとか 藤本楠庭