随想の細道

日常の感動を感ずるままに綴っています。よろしければ、ご覧ください。

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)
たたかひは上海に起こり居たりけり鳳仙花紅く散りゐたりけり

                斎藤茂吉

 

 

戦争は上海に起こっている。

庭には鳳仙花の赤い花が散っている。

まるで犠牲者の血のように・・・・・。

ということなのでしょうか・・・・・。

起こり居たりけり、と、散りゐたりけり、と繰り返しているのは、なにか強く訴えかけているような気がしますが・・・・・。