随想の細道

日常の感動を感ずるままに綴っています。よろしければ、ご覧ください。

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)
なたね花夕べの明り尚留めて麦がそよげばともに揺れつつ

              依田秋圃

 

 

菜種と麦がともにあるんですねえ・・・・・。

それらが、黄昏時に吹いているそよ風に、静かに揺れ合っている・・・・・。

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)
光さす空ともみえて遙かにしたたふる海か霞のうへに

            長谷川銀作

 

 

空とも見えるんですねえ・・・・・。

遙かなる海が・・・・・。

霞が立ち込めているゆえに・・・・・。

どういった情景でしょうか・・・・・。

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)
渚べにかげさす葦のみじかきによる川波の泡うす赤し

          長谷川銀作

 

 

河口なんですねえ・・・・・。

短めの葦に波が打ち寄せてできる泡は、なぜか、薄赤い・・・・・。

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)
光なきもののしづけさ雨あとの曇りにしろく咲く栗の花

              長谷川銀作

 

 

光なきもののしづけさ、というのが良く分からないのですが・・・・・。

雨あとの曇った状態のことを捉えておられるのでしょうか・・・・・。

それとも静かに、白く咲いている栗の花を捉えられたものなのでしょうか・・・・・。