随想の細道

日常の感動を感ずるままに綴っています。よろしければ、ご覧ください。

2020-01-01から1年間の記事一覧

今日の一首

春めけば未だ調わぬ声ながら山鶯の初鳴きを聞く

今日の一首

ふと見ればいつの間にやら早々と庭の山吹芽吹き始める

今日の一首

まだ少し寒くはあれど中庭に差し込む日差しやはり春かも

今日の一首

うらうらと冬日の及ぶ道の辺の庭に小鳥の一声通る

今日の一首

み桜の角ぐむ枝にうらうらと冬の日差しのあまねく及ぶ

今日の一首

桜木のわずかに残るもみじ葉の日に透けながら枝影うつす

今日の一首

あたたかな日差しのもとに道の辺のほうけすすきのさ揺らぎにつつ

今日の一首

もみじ葉の並木に残る道の辺にいちょうの落ち葉吹き溜まりつつ

今日の一首

小春日の及ぶいちょうの並木路にもみじはらはら絶え間なく散る

今日の一首

あたたかな小春日和の並木路のいちょうのもみじはらはらと散る

今日の一首

人影のまれに行き交う並木道いちょうのもみじ散り積もりつつ

今日の一首

並木なすいちょうのもみじ散り敷ける道辺を犬と散歩する人

今日の一首

晴れ渡る小春日和の青空にいちょうもみじの黄色明るむ

今日の一首

幼子と母の歩むや並木路にいちょうのもみじ散り敷いている

今日の一首

楽しみにしたる道辺の桜の木今年はあまりもみじせぬらし

今日の一首

六分ほど並木色づき道の辺に積もるいちょうの落ち葉あかるし

今日の一首

冷え込むも日差し未だに暖かくいちょうもみじに映えて明るし

今日の一首

並木なすいちょうのもみじ散り始め吹き寄せられし道の明るむ

今日の一首

いちょうの葉じょじょに色づく並木路をトンネルへ向け人歩き行く

今日の一首

道の辺に落ち葉の少し溜まりつつ並木のいちょう色づき始む

今日の一首

朝晩の肌寒くなり少しづつ聞こえ始める秋虫の声

今日の一首

道の辺の桜と交じる栗の枝に青く小さないが栗の見ゆ

今日の一首

道おおう桜の下にたたずめば青葉隠れに蝉の頻鳴く

今日の一首

ゆくりなく梅雨の晴れ間の裏山に早も始まる蝉しぐれかな

今日の一首

つかの間の梅雨の晴れ間にゆくりなく今年も蝉の初鳴きを聞く

今日の一首

降り続くつゆの晴れ間のひとときをがくあじさいの静やかに咲く

今日の一首

つゆ晴れの暑き日差しを受けながらいちょう並木の緑深まる

今日の一首

穏やかな皐月の昼の道の辺の桜の青葉陽に透けている

今日の一首

あたたかな皐月の日差し受けながらいちょうの青葉繁り始める

今日の一首

明け方の未だ暗きにひそやかな音を立てつつ雨降り続く