随想の細道

日常の感動を感ずるままに綴っています。よろしければ、ご覧ください。

気ままに気ままな一人言

秀歌鑑賞
金鳳華咲きつづきたる野路ゆけば花見吾等に吹くよ春風

                御木徳近

 

巻雲の引きて動くともなくに今日の天気のよき日終る

              御木徳近

 

見透しの田舎料理屋昼しづか桃咲く庭に番傘を干す

             木下利玄

 

かんがへて飲みはじめたる一合の二合の酒の夏のゆふぐれ

               若山牧水

 

春さむき梅の疎林をゆく鶴のたかくあゆみて枝をくぐらず

                中村憲吉

 

これらの歌を声に出して読むととても良い気分になれると思います。とのことです。