とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)
君のただたのしくあれば足るといふわれと愛(かな)しき心なるかも
ふとしては馴れたゆまんとするわれに真澄(ます)みむかへり君が瞳は
はればれとわれに真向ふ君が瞳(め)の一生(ひとよ)を貫(ぬ)きて曇るなとおもふ
家まもりいとまなき身をかなしみてよきひとぞ君は花かひて来つ
門いでの楽しくあれと君がため暁はやき庭は浄むる
潮 みどり
難しい言い回しなので良くは分からないのですが、君は、楽しく暮らせればそれでいいとされているようで、その純粋さを失わないでほしいと作者は願っているのでしょう。
どうやら君とはご主人のことらしく、純粋なご夫婦であろうことが伺われます。