随想の細道

日常の感動を感ずるままに綴っています。よろしければ、ご覧ください。

気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)
垂氷(たるひ)するゆふべの谷に泣きからし呼ばば御声をふとか聞くべき

                    山川登美子

 

春先なんでしょうか。

なぜ谷におられたのかは分かりませんが、夕暮れを迎えるまで泣いて、泣いて、泣きつくし、どなたかを偲んでおられたのではないのかと思われます。

そうすると何となく、その方の声が聞こえるような気さえするのでしょう・・・・・。