歌集「山水」湯浅竜起著より抜粋 つづき風荒ぶ琵琶の湖面はるけくも波の騒立つ見えて続けり 散りたまる乙女椿の花びらをそのまま林泉の石はしづもる 梅の香の淀むと匂ふみ園生は池面も石もただにひそけく たたずまひなべて静けき林泉庭に一樹の梅が香をただ…
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