随想の細道

日常の感動を感ずるままに綴っています。よろしければ、ご覧ください。

ひとり言

映画コレクション
新・鍵穴 絡みあう舌と舌(R15+)

時は昭和二十一年、再婚の珠世は、宮内省に勤めている役人、新宮蔵人と結ばれた。

蔵人は四十歳にして初婚、仕事一筋かと思われたが、当初こそ珠世を求めていたものの半年もした頃から遠ざかり始め、夜な夜な土蔵に入って時を過ごすようになっていた。

蔵人は、本を読んでいるというが、昼間、土蔵を調べてみても、二階へは上がれないよう、しっかりと鍵がかかっているのだった。

夜に調べてみると、女の声がする。ほかに女がいるのだなと思って探ってみるのだったが、ふしぎなことに、女の気配はない。そんなとき、美男子の学生に出会う。そして知恵を授けられる。つづらに入って見届けようというのだ。たしかに女はいた、と思ったのだが、はたして女の正体やいかに・・・・・。