2022-12-03 人生の道しるべ 短歌の感動とは電線にならびてとまれる雀の群れ一羽がたてばみな続きたり この歌は、見たままを言っているだけで、それがどういう気持ちを持っているのか、そうしたことから感じられる味も含みもない、すなわち内容のないものになっているのだそうです。 土の上に白きすじ引きて日ぐれまで子どもの遊ぶ春となりにけり この歌は、寒い冬が過ぎて、あたたかい春が来た頃の、長いたそがれ時の、人の感情が充分に表現されているのが感じられるそうです。