随想の細道

日常の感動を感ずるままに綴っています。よろしければ、ご覧ください。

人生の道しるべ

短歌の感動とは
電線にならびてとまれる雀の群れ一羽がたてばみな続きたり

この歌は、見たままを言っているだけで、それがどういう気持ちを持っているのか、そうしたことから感じられる味も含みもない、すなわち内容のないものになっているのだそうです。

土の上に白きすじ引きて日ぐれまで子どもの遊ぶ春となりにけり

この歌は、寒い冬が過ぎて、あたたかい春が来た頃の、長いたそがれ時の、人の感情が充分に表現されているのが感じられるそうです。