随想の細道

日常の感動を感ずるままに綴っています。よろしければ、ご覧ください。

2019-01-01から1年間の記事一覧

今日の一首

秋祭りのぼりはためく遊歩道小学生らまとまりて行く

今日の一首

並木路の色づき初めしいちょうの葉秋の日差しを受けてきらめく

今日の一首

雨なれど今日も静かに聞こえくる裏山よりの秋虫の声

今日の一首

中庭に耳を澄ませば聞こえくる裏山よりの秋虫の声

今日の一首

道の辺の桜の下の栗の木に弾けしいがの二つ三つあり

今日の一首

自転車で並木路行けばプツプツと音を立たせて銀杏弾く

今日の一首

並木なすいちょうの上のどこまでも天高き空に秋の雲浮く

今日の一首

もみじにはいささか早き並木路のいちょうの諸葉まだ青々と

今日の一首

デジタルの本を読みつつゆくりなくとんびの鳴き声久びさに聞く

今日の一首

長月を迎えたばかりの我が家にも網戸を通し秋風の吹く

今日の一首

長月に入るや否や聞こえくる夜のしじまの秋虫の声

今日の一首

連日の裏山よりの蝉しぐれ家の中さえ構わず通る

今日の一首

自転車で差し掛かりたる邸宅の庭木に蝉の鳴き声高し

今日の一首

銀杏のたわわに実るいちょうの木並木をなして蝉吟高し

今日の一首

二本の桜の挟む遊歩道覆う枝より蝉しぐれ降る

今日の一首

直撃か台風じょじょに近づきて庭の草木の大揺れに揺る

今日の一首

初夏の陽を避けていちょうの並木路の木陰に憩う人も小鳥も

今日の一首

初夏の陽を避けていちょうの並木路の憩う木陰に蝉の鳴き声

今日の一首

裏山もなじむ田舎の町なかにいと清らなる鶯の声

今日の一首

五月雨の田舎の町に降り続き山の一面霧に覆わる

今日の一首

晴天の光差し込む中庭にふとさわやかな初夏の風吹く

今日の一首

梅雨入りの間近なれどもしかすがに湿度の低くからっとしたり

今日の一首

さわやかな日差しを受けて並木なすいちょうの青葉みずみずしかり